今の時代ネットを使うときWi-Fiを利用する方が多いと思います。
引越し先でWi-Fiを利用しようとした時に、ネットに繋がらないと困りますよね。
光回線は回線の開通工事が必要だったり、提供エリア内であることを確認しないとWi-Fiを繋げることができません。
モバイル回線は開通工事が必要ないですが、引越し先に住所を変更しないと、Wi-Fiが利用できなくなる場合があります。
この記事では、引越し先でWi-Fiが繋がらない原因と対処方法を詳しく解説していきます。
引越し先でWi-Fiが繋がらない原因
引越し先でWi-Fiが繋がらない時、さまざまな原因が考えられます。
引越し前と同じ回線業者・プロバイダを利用する、どちらかを変更する、どちらも新しく契約するかで、原因が違う場合もあります。
Wi-Fiが使えず、繋がらないのは困りますよね。
- 移転手続きをしていない
- 引越し先の回線工事をしていない
- ネット回線・プロバイダの契約をしていない
- Wi-Fi端末の問題
- 引越し先が回線の提供エリア外
- Wi-Fi端末の設置場所がよくない
- セキュリティソフトの影響
- 他の電波が干渉している
- パソコンやスマホなどの端末の設定の問題
- Wi-Fiの接続台数が多い
それぞれの原因に対しての対処方法を紹介していきます。
引越し先への移転手続きをしていない
引越し先でも引越し前と同じ通信業者を利用するときは、使用する場所の変更が必要な場合があります。
変更せず引越し前の住所のまま、引越し先の登録の住所と違うところで利用が確認されると、契約違反になり利用の制限がかかってしまいます。
これは、光回線・モバイル回線どちらも当てはまります。
対処方法
引越しをする前に、通信事業者に、引越し先の住所を連絡し、移転手続きをしましょう。
移転手続きをすれば、引越し先で利用ができるようになります。
引越し先の回線開通工事をしていない
光回線を利用するには、回線の開通工事が必要になります。
引越し前と同じ回線・プロバイダを利用でも、開通工事をしなければWi-Fiを使うことができず、繋がらないという困った状況になります。
マンションやアパートなどの集合住宅への引越しは、既に回線が通っていることがあります。
引越し前と同じ回線を使いたいときは、マンションの回線業者を確認をしましょう。
もし引越し前と同じ回線ではなかった場合は、新しく回線を開通するために工事をしなければいけません。
対処方法
工事の予約をしていない場合は、引越し前に回線の開通工事の予約を取りましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、開通している回線を確認し、利用したい回線と異なる場合は、回線の開通工事をしてよいか管理会社に相談しましょう。
回線の開通工事が終わるまでのWi-Fiが使えない時期は、レンタルでモバイルWi-Fiを借りることができる通信業者もあるので、確認してみてください。
回線・プロバイダの契約をしていない
Wi-Fiを利用するには、ネット回線とそれを繋ぐ役目であるプロバイダ両方を契約する必要があります。
引越し前にどちらかを解約して、新たに契約せずに、引越し先でそのまま利用しようとすると、Wi-Fiを使いたいのに繋がらないということになります。
対処方法
回線・プロバイダの契約がきちんと出来ているか確認をしましょう。
どちらかを解約したままだったり、どちらも契約ができていなかったら、新たなに契約をしましょう。
Wi-Fi端末の問題
回線工事や契約も問題ない場合は、Wi-Fi端末に不具合があり、繋がらないのかもしれません。
対処方法
Wi-Fi端末の本体のケーブルが確実に繋がっているか、ランプの点灯を見てWi-Fi端末の通信状態が正常であるかを確認しましょう。
確認をして問題がない場合は、一度Wi-Fi端末を再起動させてみましょう。
再起動させることで改善されることがあります。
引越し先が回線の提供エリア外
回線には、通信サービスの提供エリアがあります。
引越し前に使っていた回線が、引越し先ではエリア外だと、通信サービスが利用できません。
新たな回線やプロバイダに変えた場合もエリアの確認を必ず行いましょう。
対処方法
引越し前に、引越し先が提供エリアであるか確認をしましょう。
もし通信エリア外だったときは、他の回線・プロバイダに変更する必要があります。
Wi-Fiルーターの設置場所がよくない
Wi-Fi端末の設置する場所によって、電波が悪くなり繋がらなくなることがあります。
繋がらない可能性が高い置き場所
- 家電のそば
- 窓の近く
- 床に直置き
- 壁などの障害物に囲まれている
Wi-Fiの電波は360度飛ばしているので、上記の場所に置くと、電波が遮断されてしまいます。
家電は、Wi-Fiと同じ周波数を出しているので、干渉して繋がりにくくなります。
対処方法
Wi-Fiの電波が届きやすい場所に、Wi-Fi端末を置きましょう。
セキュリティソフトの影響
セキュリティソフトがインターネットを安全に使うために、Wi-Fiの通信をブロックしていることがあります。
対処方法
セキュリティソフトを一時的に無効にするか、セキュリティのレベルを下げてみましょう。
セキュリティソフトを無効にした場合は、安全のためにWi-Fiが繋がったら、有効にするのを忘れないようにしてくださいね。
他の電波が干渉している
Wi-Fiの電波には、2.4GHzと5GHzの周波数があります。
電子レンジやBluetooth機器などの家電にも同じ周波数を使っているものがあるので、電波干渉が起こってしまい、繋がりにくい状態になってしまいます。
対処方法
電子レンジやBluetooth機器などの周波数は2.4GHzになるので、Wi-Fiの周波数を5GHzにします。
そうすることで電波干渉を受けなくなり、Wi-Fiが繋がりやすくなります。
パソコンやスマホなどの端末の設定の問題
パソコンやスマホなどの端末側のWi-Fiの設定に問題があると、Wi-Fiが繋がらない状態になることがあります。
対処方法
機内モードやWi-Fi機能が無効になっていたり、接続先が間違っていないか確認してみてください。
Wi-Fiの接続先は、Wi-Fi端末に「SSID」と「パスワード」が書かれているので、同じものを選択することで繋ぐことができます。
機内モードやWi-Fi機能が無効になっていたら、有効にしてください。
Wi-Fiに接続している端末が多い
Wi-Fi端末には、同時にWi-Fiを利用できる台数の数が決められています。
上限以上の端末を一緒に接続することで、Wi-Fiが遅くなったり、繋がらないということが起こります。
対処方法
Wi-Fiに接続している端末を確認して、最大台数を超えていたら、Wi-Fiを使っていない端末は解除しておきましょう。
Wi-Fiを利用している端末を解除をして減らすことで、Wi-Fiが繋がりやすくなります。
対処方法を試してもWi-Fiが繋がらないときにすべき対応
提供エリア外でWi-Fiが繋がらない場合は、通信エリアを確認して、別の回線・プロバイダを契約しましょう。
解約の手続きをすると、違約金が発生したりする場合があるので確認をしてから、解約をしましょう。
対処方法を試しても改善しないときは、一時的に別の回線やプロバイダに利用することも検討しましょう。
モバイルWi-Fiは、工事不要で届いたらすぐにWi-Fiが利用できるのでおすすめです。
他の回線業者やプロバイダに変更をしたくない方は、サポートセンターに問い合わせをして、Wi-Fiが繋がらない状況を伝え、対応してもらいましょう。
Wi-Fiが繋がらないと困る前に、引越しするときに確認すべきこと
引越し先でWi-Fiが繋がらないという状況を避けるために、引越し前に確認しておくことや手続きを紹介していきます。
引越し前に、契約の期間・端末の残債状況・料金など契約内容を確認します。
2年契約などの縛りがあると、途中での解約は違約金がかかってしまうことがあります。
端末の残債がある状態で、解約すると残りの金額を一括で支払わなければいけないことがあるので、確認をしっかりとしておきましょう。
プロバイダによっては、乗り換えキャンペーンなどで、解約にかかるお金を負担してくれるところもあります。
そういったサービスをうまく利用することで、引越し前より月額料金が安い通信業者へお得に乗り換えることもできます!
フレッツ光を利用している方で、東日本と西日本をまたぐ引越しになる場合は、継続での利用ができません。
解約をして、新規契約で申し込みをしなければいけません。
そのため、解約の費用がかかることがあります。
引越し先が光回線を開通できるか、通信提供エリア内かを確認しましょう。
いざ引越して、光回線の工事ができない、Wi-Fiが繋がらないという状況にならないために、しっかりと調べておきましょう。
引越し先でWi-Fiが繋がらないことでよくある質問
- 引越し先でもWi-Fiはそのまま使えますか?
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固定回線、モバイル回線どちらもそのままWi-Fiを利用することができます。
モバイル回線を利用している、ソフトバンクのSoftBank AirやドコモのHome 5Gなどは、住所変更や引越しに必要な手続きをすれば、すぐにWi-Fiを利用できます。
光回線の場合は、開通工事が必要になるので、早めに手続きすることをおすすめします。
- 光回線は引越しをしたらすぐ使えますか?
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光回線を利用するには、引越し先で回線の開通工事をする必要があります。
引越しをしてすぐにWi-Fiを利用したい場合は、工事の日程を引越し先に住み始める前に終えるように段取りするといいでしょう。
また、プロバイダによっては工事が終わるまでの期間、モバイルWi-Fiの貸し出しをしているところもあります。
そのようなサービスを利用すれば、工事が間に合わなくても引越し先ですぐにWi-Fiを使うことができます。
- 引越し前の住所のまま、引越し先で利用しても問題ないですか?
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引越し前と同じ住所のまま利用すると、契約違反になりWi-Fiが利用できなくなる可能性があります。
引越しが決まったときは、Wi-Fiが繋がらないのは困るので、きちんと住所変更をしましょう。
まとめ
この記事では、引越し先でWi-Fiが繋がらない状態になる原因と対処方法を紹介しました。
引越し前に必要な手続きをしていなかったり、Wi-Fi端末の問題など、いろいろな原因が考えられます。
対処方法も紹介したので、引越し先でWi-Fiが繋がらない状態で困っている方は、試していただけたらと思います。
もし、対処方法を試してもWi-Fiが繋がらない場合は、利用してるプロバイダのサポートセンターへご相談してみてください。
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