モバイルwifiはインターネットを活用する人にとって、とても便利なツールですよね。
そんなモバイルwifiですが、バッテリーの扱い方には注意が必要です。
誤った使い方をすると、バッテリーが膨らむことがあります。どうして膨らむのでしょうか?膨らんでしまった時はどうすればよいのでしょうか?
この記事では、モバイルwifiのバッテリーが膨らむ原因と、それを防ぐ対策や膨らんだ時の対応を説明していきます。
それでは、よろしくお願いします。
モバイルwifiのバッテリーの寿命は?
モバイルwifiバッテリーはリチウムイオン電池を使う事が一般的です。そんなリチウムイオン電池は、日々の充放電を繰り返す中で、約500サイクル後に性能が低下しやすくなります。
この500サイクルとは、「大体1年5カ月程度」に相当します。ただし、500サイクルに到達したらすぐに電池が機能しなくなるわけではありません。これを目安にして、モバイルwifiバッテリーの劣化が徐々に進み、充電の持ち時間が短くなる、という事です。
ただし、モバイルwifiのバッテリー寿命は、その使用頻度や充電の習慣によって変わります。
使い方によっては約1年半を待たずしてバッテリーの劣化が進んでしまし、充電の持ち時間が短くなってしまうケースもあります。
「500サイクル」「1年5か月程度」というのはあくまで目安であり、実際の寿命は使い方やデバイスの状態に左右される、という事を覚えておいてください。
モバイルwifiのバッテリーが膨らむ原因
モバイルwifiのバッテリー劣化が進むと、少しずつバッテリーが膨らむ事があります。
バッテリーが膨らむ、というのは何が原因なのでしょうか?
続いては、この膨張の原因について説明していきます。
内部でのガスの蓄積
モバイルwifiバッテリーは、使用中に少しずつガスを発生させます。これは危険な物ではなく、バッテリーにおいて普通のことです。
しかし、モバイルwifiバッテリーを長時間充電し続けたり、高温にさらしたりすると、このガスが普段よりも多く作られます。
バッテリーの中でこのガスが多く溜まり過ぎてしまうと、モバイルwifiバッテリーが膨らむことに繋がります。
バッテリー液の劣化
バッテリー内部には特別な液体(電解液)が入っており、時間が経つと徐々に劣化します。
劣化した液体からも上記のガスが発生しやすくなり、これがモバイルwifiバッテリーが膨らむことに繋がります。
過充電と高温への曝露
モバイルwifiバッテリーを長時間充電し続ける「過充電」や、直射日光の下などの高温環境での使用は、バッテリーに良くありません。
これらはバッテリー内の化学反応を過剰に起こさせ、モバイルwifiバッテリーが膨らむ原因となります。
物理的なダメージ
モバイルwifiを落としたりぶつけたりすると、バッテリーが物理的に傷つき、内部のバランスが崩れてバッテリーが膨らむことがあります。
製造上の欠陥
稀に、モバイルwifiバッテリーを製造する過程で問題や品質のばらつきにより欠陥が生じていることもあります。これも膨張の原因になることがあります。
使用環境の影響
極端に暑い場所や湿度が高い場所、直射日光の下での使用は、バッテリーにとって良くない環境です。
これらの条件は、バッテリーの寿命を縮め、膨張を引き起こす原因となります。
モバイルwifiのバッテリーが膨らむ原因は様々です。
膨張した状態が続くと安全上の問題が生じる可能性があります。
そのため、バッテリーが膨らんでいると気づいたら、すぐに使用をやめ、専門家の意見を求めるか新しいバッテリーやデバイスへの交換を検討しましょう。
バッテリーが膨らむと何か危ないの?
発火の原因になるかも
バッテリーが膨らむと、発火や爆発の原因になることがあります。
これは、バッテリー内部でガスが溜まってしまい、それが外部の衝撃や高温によって引き起こされるからです。
公共の場所でこれが起きれば、周囲の人々にも迷惑や危害を及ぼす可能性があります。
バッテリー機能が低下します
バッテリーが膨らむとその性能は低下します。
具体的には、電池の持ち時間が悪くなったり、突然電源が切れることもあります。
これは、バッテリーが膨らむ事で機能が正常に働かなくなっていることが影響しています。
端末そのものが破損するかも
さらに、バッテリーが膨らむことでwifi端末の本体が損傷する恐れもあります。
例えば、カバーやコネクタ部分が壊れたり、外れたりすることがあります。
これにより、端末自体が使い物にならなくなることも考えられます。
自分の判断で応急処置をするのはNG
膨らんでしまったバッテリーを見つけたら、絶対に無理に押し込んだり、テープで固定したりしないでください。
これは、状況を悪化させるだけでなく、危険を引き起こす可能性があります。
自分で修理することも危険です
膨らんだバッテリーを自分で分解・修理するのも厳禁です。
リチウムイオン電池は非常にデリケートで、少しの衝撃でも危険が生じる可能性があります。
自分で開けて中をいじるのは避けましょう。
もしバッテリーが膨張していることに気づいたら、すぐに使用を中止し、安全に処分する必要があります。
膨張は時間とともに進行するので、早めの対応が大切です。
安全を最優先に考え、新しいバッテリーを購入するか、専門家に相談しましょう。
モバイルwifiは便利ですが、安全に使うためにも、バッテリーの状態には常に注意を払いましょう。
バッテリーが膨らむ事を防ぐには?
膨張を防ぐ方法
過剰な充電を避ける
バッテリーは、充電が100%に達した後も充電器に接続されていると過充電となります。
その状態が続いてしまうと、内部圧力が増してバッテリーが膨らむ原因になります。
充電が完了したらすぐに充電器を抜くことが重要です。
また、充電する際には、バッテリーが完全に空になるまで待つのではなく、部分的に充電することを心がけましょう。
これにより、バッテリーの寿命が延び、膨らむ事を防げます。
高温の場所を避ける
リチウムイオンバッテリーは高温に弱い、という特徴があります。
その為、直射日光や車内などの高温になりやすい場所に置くと、内部の化学反応が加速し、バッテリーが膨らむ可能性が高まります。
使用しない時は涼しい場所に保管し、特に夏場など高温になる季節には注意が必要です。
また、デバイスを長時間使用していると発熱することがあるため、適切な休憩を取ることも大切です。
湿気の多い場所での使用を避ける
バッテリーは湿気にも弱いため、風呂場やキッチン、屋外の湿った環境など、湿気が多い場所での使用や保管は避けるべきです。
湿気がバッテリー内部に侵入すると、内部の回路が損傷し、バッテリーが膨らむ事に繋がります。また、故障の原因にもなります。
そのため、乾燥した場所での使用と保管を心がけましょう。
衝撃を加えない
モバイルバッテリーは衝撃に弱く、強い衝撃を受けると内部の構造が破損してしまいます。
すると、バッテリーが膨らむ事にも繋がります。
バッテリーを落下させたり、強く押し付けたりすることは避け、優しく取り扱うことが重要です。
また、カバンやポケットなどに入れる際には、他の硬い物と接触しないようにすることも効果的です。
これらの対策を行うことで、モバイルバッテリーの寿命を延ばし、バッテリーが膨らむリスクを大幅に減らすことができます。
日々の使用習慣を見直し、バッテリーを良好な状態で保つ工夫を心がけましょう。
バッテリーを長持ちさせる工夫
充電をし過ぎない
充電に注意しましょう。
充電が完了したら、そのまま放置せずにすぐに充電器を抜きます。
これで過充電を防ぎ、バッテリーへの負担を減らすことができます。
もしモバイルwifiをしばらく使わないときは、完全には充電せずに少し電力を残した状態で保管すると良いでしょう。
wifiやBluetoothをオフにする
モバイルwifiの機能にも目を向けてみましょう。
例えば、使っていないときのBluetoothはオフにするなど、不要な機能は使わないようにしましょう。
またwifi自体も使わない時は電源を切るか、接続している機器のwifiをオフにすると良いです。これにより、バッテリーを節約できます。
ディスプレイの明るさを抑える
ディスプレイの設定も大切です。
モバイルwifiの画面が明るすぎると、それだけで電力をたくさん消費してしまいます。
なので、画面の明るさを少し暗めに設定しましょう。
また、使っていないときにはすぐに画面が消えるように設定すると、さらに節電につながります。
省電力モードを使用する
モバイルwifiには「省電力設定」というものがあります。
これを利用すると、少し通信速度は遅くなるかもしれませんが、バッテリーを長持ちさせることができます。
これらの小さな工夫を積み重ねることで、モバイルwifiのバッテリーを長持ちさせ、トラブルから遠ざけることができます。
日々の使用方法を少し見直すだけで、安心してモバイルwifiを使い続けることができるようになります。
よくある質問
- 膨張したバッテリーは修理や交換はできるの?
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モバイルwifiのバッテリー交換や修理は可能です。以下でその方法を紹介します。
(1)バッテリーの交換
モバイルwifiのバッテリーが取り外し可能なタイプであれば、比較的簡単に自分で交換することができます。
交換用のバッテリーは、auショップやUQアクセサリーショップなどで購入可能です。交換は、古いバッテリーを取り外し、新しいものを正しく装着するだけで簡単です。
ただし、バッテリー交換によって本体の故障や、最新の通信規格への非対応などの問題は解決されないため、その点はしっかり確認と注意が必要です。
(2)修理に出す
モバイルWifiのバッテリーが内蔵型である場合や、本体自体に不具合がある場合は、自分での交換ができません。
このような状況では、デバイスのメーカーや携帯電話会社のサポート窓口に問い合わせて、修理に出すことを検討しましょう。
修理には費用がかかることが多いですが、補償サービスに加入している場合、その条件に応じて費用が軽減されることもあります。修理に出す前には、保証範囲や利用条件を確認することが重要です。
- モバイルWifiって、どこで買えばいいの?
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モバイルWifiを購入したい場合、いくつかの選択肢があります。
どこで購入するかは、あなたのニーズや利用する通信会社によって異なります。以下に主な購入先を挙げてみます。
(1)携帯電話会社の店舗
au、NTTドコモ、ソフトバンクなどのキャリア店舗では、それぞれの会社のモバイルWifiルーターを取り扱っています。店舗では直接商品を見たり、プランについての相談もできます。
(2)家電量販店
ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機などの大型家電量販店でも、様々なメーカーのモバイルWifiルーターを購入できます。店舗によっては、各キャリアの契約も取り扱っていることがあります。
(3)オンラインストア
各キャリアの公式オンラインショップや、Amazon、楽天市場などのオンラインショッピングサイトでも購入できます。オンラインであれば、店舗に行く手間なく比較検討し、購入することが可能です。
(4)中古品を扱う店舗
中古品を取り扱う店舗やオンラインショップも選択肢の一つです。価格が新品よりもお手頃なことが多く、状態の良い中古品を見つけることができる場合もあります。
まとめ
モバイルWifiは、現代のインターネットライフを支えてくれる非常に便利なアイテムです。
手軽にどこでもWifiに接続できるのは本当に魅力的と言えます。
だからこそ、モバイルWifiを支えるバッテリーには特に注意が必要です。
この記事では、モバイルWifiのバッテリー寿命、膨らむ事の原因となる状況、そして膨らむ事を放置するリスクについて解説しました。
バッテリーが膨らんだ状態は、使用上の安全性に直結する大きな問題であり、見過ごしてはなりません。
バッテリーの適切な管理と使用が、長持ちさせる重要な鍵と言えます。
万が一、バッテリーが膨らんでしまった場合は、それが新しいモバイルWifiへの買い替えを考えるタイミングであると覚えておきましょう。
安全を最優先に考え、膨張したバッテリーを使い続けるリスクを避けるべきです。
モバイルWifiを大切に、そして丁寧に扱うことは、安心してインターネットを楽しむための基本です。
バッテリー膨らむ前に丁寧かつ注意深く使用し、必要ならばタイミングを見極めて新しいものに切り替えることで、快適なモバイルライフを維持することができます。
このように、日々のちょっとした注意が、長期的な安全と利便性を保つためには不可欠なのです。
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