「飛行機に乗ったら、着陸するまでネットはお預け」
「機内Wi-Fiを使いたいけど、高いし繋がりにくいし、面倒くさい……」
そんな海外渡航者の常識を覆す、とんでもないサービスが登場しました。
NordVPNの運営元として知られるeSIMアプリ「Saily(サイリー)」が、ついに「飛行中に機内で使えるeSIM」を実装したのです。
これまでの常識では、空の上でネットをするなら航空会社のWi-Fiオプションを買うしかありませんでした。しかし、これからは「自分のスマホに入れたeSIM」で、地上と同じように通信ができるようになります。
この新機能、公式サイトなどでも大々的には宣伝されていない「サイレントリリース」なのですが、その実用性は革命的と言っても過言ではありません。
本記事では、Sailyの「機内プラン」について、対応する航空会社の詳細リストから設定方法まで、どこよりも詳しく解説します。
Sailyの公式サイトはこちら
なぜ「Sailyの機内プラン」が革命なのか?

「機内でネット? 今までも機内Wi-Fiがあったじゃないか」
そう思う方もいるでしょう。しかし、Sailyの機内プランは従来の機内Wi-Fiとは「仕組み」と「体験」が根本的に異なります。
具体的に何がどう凄いのか、旅行者が直面する「3つの痛み」を解決する視点で解説します。
1. 面倒なログイン不要!「データローミングON」で勝手に繋がる
従来の機内Wi-Fiの最大のストレスは「接続の手間」でした。
不安定なWi-Fiに接続し、専用のポータルサイトを開き、メールアドレスを登録し、遅い回線でイライラしながらクレジットカード情報を入力する……。認証メールが届かずに諦めた経験がある人も多いはずです。
Sailyの機内プランはモバイル通信(eSIM)です。
つまり、地上で設定さえ済ませておけば、機体が巡航高度に達したタイミングで「データローミング」をONにするだけ。これだけで、勝手に電波をキャッチして繋がります。
Wi-FiのSSIDを探す必要も、面倒なログイン画面ともオサラバです。
2. 価格破壊!無制限プランが約3,000円
機内Wi-Fiは一般的に高額です。航空会社にもよりますが、「フルフライトプラン(全行程)」を購入すると20ドル〜30ドル(約3,000円〜4,500円)かかることも珍しくありません。しかも、データ容量に制限がある場合も多いのが現状です。
対して、Sailyの価格設定は以下の通り。
| プラン | 価格(USD) | 日本円目安 | 特徴 |
| 1GBプラン | $9.99 | 約1,500円 | メールやLINE、Web閲覧なら十分 |
| 無制限プラン | $19.99 | 約3,000円 | 動画視聴やSNSをガッツリ使いたい人向け |
この「無制限で約20ドル」という価格は、業界標準と比較してもかなり安価です。しかも、特定の航空会社に縛られず、アプリ内で完結するのが強みです。
3. 乗り継ぎでも「これ1つ」でOK
例えば、ルフトハンザ航空でドイツへ行き、そこからオーストリア航空に乗り継ぐ場合を考えてみましょう。従来なら、それぞれの機内で別々にWi-Fiプランを契約する必要がありました。
しかしSailyなら、対応している航空会社・機材であれば、1つの契約で乗り継ぎ便でも利用可能である可能性が高いです(※有効期限内であれば)。
航空会社をまたいで「空のネット環境」を一元管理できる。これは頻繁に海外へ行くビジネスマンやトラベラーにとって、最強のメリットと言えるでしょう。
【完全網羅】対応航空会社と注意点

ここが最も重要なパートです。
「どの飛行機でも使えるの?」という疑問への答えは「NO」です。
現時点では、Sailyが提携している19社以上の航空会社、かつ「特定の機材」に限定されています。
自分の乗る予定のフライトが含まれているか、必ず以下のリストでチェックしてください。特に日本人がよく利用するアジア・欧州・中東系のレガシーキャリアが多く含まれています。
Saily機内プラン 対応航空会社・機材リスト
🌏 アジア・オセアニア方面
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シンガポール航空 (Singapore Airlines)
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対応機種: A350 / B777 / B787
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キャセイパシフィック航空 (Cathay Pacific)
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対応機種: A350
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エバー航空 (EVA Air)
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対応機種: B777
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アシアナ航空 (Asiana Airlines)
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対応機種: A350
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マレーシア航空 (Malaysia Airlines)
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対応機種: A350
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ビーマン・バングラデシュ航空 (Biman Bangladesh Airlines)
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対応機種: B787
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ウズベキスタン航空 (Uzbekistan Airways)
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対応機種: B787
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🕌 中東・アフリカ方面
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エミレーツ航空 (Emirates)
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対応機種: B777
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エティハド航空 (Etihad Airways)
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対応機種: A350 / B777 / B787
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クウェート航空 (Kuwait Airways)
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対応機種: B777
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エジプト航空 (EgyptAir)
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対応機種: B787
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🏰 ヨーロッパ方面
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ルフトハンザ ドイツ航空 (Lufthansa)
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対応機種: A330 / A340 / A350 / A380 / B747
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※主要な長距離機材をほぼ網羅しています。
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スイス インターナショナル エアラインズ (SWISS)
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対応機種: A330 / A340 / B777
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ターキッシュ エアラインズ (Turkish Airlines)
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対応機種: A330 / A350 / B777 / B787
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オーストリア航空 (Austrian Airlines)
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対応機種: B777 / B787
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SAS スカンジナビア航空
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対応機種: A330
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TAP ポルトガル航空
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対応機種: A330
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ITAエアウェイズ (ITA Airways)
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対応機種: A330
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エア・リンガス (Aer Lingus)
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対応機種: A330
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エア・ベルギー (Air Belgium)
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対応機種: A330neo
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⚠️ 【超重要】「機種」に注意してください!
このリストを見て、「お、キャセイに乗るから使えるじゃん!」と即断するのは危険です。
例えばキャセイパシフィック航空の場合、「A350」という機種では使えますが、同じキャセイでも「B777」の機種では(現時点では)非対応の可能性があります。
予約確認メールや航空券に記載されている「Aircraft type(機材)」を必ず確認してください。
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OK: Airbus A350-900, Boeing 787-9, Boeing 777-300ER(航空会社による)
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注意: A320などの小型機や、上記リストに含まれていない古い機種
🇯🇵 JAL・ANAは?
残念ながら、現時点ではJAL(日本航空)とANA(全日空)はリストに含まれていません。
しかし、公式情報によると「今後、対応航空会社は順次拡大予定」とのことです。日系エアラインへの対応も期待して待ちましょう。
そもそも「Saily(サイリー)」とは?安さだけではない「信頼」の理由
「Sailyなんて聞いたことがない」「安すぎて逆に怪しいのでは?」 そう感じる方もいるかもしれません。しかし、旅慣れたユーザーたちがこぞってSailyに注目し始めているのには、明確な理由があります。それは「圧倒的なバックボーン」と「使い勝手」です。
1. 運営元はセキュリティの巨人「Nord Security」
これがSailyを選ぶ最大の理由と言っても過言ではありません。 Sailyを開発・運営しているのは、世界的なVPNサービス「NordVPN」で知られるNord Securityです。
eSIMサービスは近年乱立しており、中には運営実態が不透明な業者や、個人情報の取り扱いに不安が残るサービスも存在します。その点、セキュリティとプライバシー保護のプロフェッショナルである企業が運営している事実は、クレジットカード情報や通信データを預ける上で非常に大きな安心材料となります。
2. 日本人でも迷わない「完全日本語対応」アプリ
海外製のeSIMアプリの多くは、メニューが英語のままだったり、機械翻訳で意味不明な日本語になっていたりすることがあります。 しかしSailyは、アプリのUI(ユーザーインターフェース)が非常に洗練されており、自然な日本語で利用可能です。
「プランの購入」「インストール」「データ残量の確認」といった基本操作が直感的に行えるため、初めてeSIMを使う人や、英語に苦手意識がある人でもストレスなく使いこなせます。
3. 機内だけじゃない!「地上プラン」も業界最安級
今回注目されているのは機内プランですが、実は通常の旅行用プラン(地上で使うプラン)も非常に優秀です。 世界150カ国以上に対応しており、多くの国で1GBあたり数ドルからという低価格設定を実現しています。KlookやAiraloといった大手競合と比較しても遜色ない、あるいはそれ以上のコストパフォーマンスを誇ります。
【完全図解】購入から機内での接続手順
では、実際に機内でSailyを使うための手順をステップバイステップで解説します。
最大の注意点は「タイミング」です。 飛行機に乗ってからでは手遅れになる工程があるため、必ず出発前に確認してください。
STEP 1:【出発前】アプリの入手とプラン購入
まずは日本(または出発地の地上)にいる間に、スマホにSailyのアプリを入れ、プランを購入しておきます。
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アプリをダウンロード: App StoreまたはGoogle Playで「Saily」を検索してインストールします。

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機内プランを選択: アプリを開き、国選択画面の上部にあるタブ、または検索窓から「機内(In-flight)」を選択します(※通常の国名選択ではないので注意)。

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プラン購入: 滞在時間や用途に合わせて「1GB」または「無制限」プランを購入します。

あとはアカウントを作成して支払い方法の設定をすればOKです。
STEP 2:【最重要】搭乗前にアクティベート(インストール)を済ませる
ここが多くの人が失敗しやすいポイントです。 必ず、Wi-Fiなどのネット環境がある「地上」で、eSIMのインストールを完了させてください。
機内に入って電波がなくなってからでは、eSIM情報をスマホに書き込むことができず、プランを購入していても使えません。
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購入完了画面、または「eSIM」タブから「eSIMをインストール」をタップします。
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画面の指示に従って進めます。最近のiPhoneやAndroidであれば、QRコードの読み込みは不要で、ボタン一つで自動的に設定が完了する「ダイレクトインストール」に対応しています。
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設定完了後、スマートフォンの「設定」→「モバイル通信」の中に、新しいeSIM(Saily)が追加されていることを確認してください。
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この時点ではまだ「オフ」にしておいて構いません。
STEP 3:【機内】離陸・安定飛行に入ったらスイッチON
飛行機に乗り込み、離陸します。この時点ではまだ使えません。
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タイミング: ベルト着用サインが消え、機体が巡航高度(安定飛行)に入った頃。客室乗務員から「これよりWi-Fiサービスなどの電子機器をご利用いただけます」といったアナウンスが入るのが合図です。
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設定をオン: スマホの「設定」→「モバイル通信」を開き、SailyのeSIM回線をオンにします。
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ローミングをON: ここが肝です。Sailyの回線設定で「データローミング」を必ず「ON」にしてください。
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接続待機: 数十秒〜数分待つと、機内の衛星回線などをキャッチし、アンテナピクトが立ってインターネットに接続されます。
※もし数分待っても繋がらない場合は、一度スマホを「機内モード」にして、数秒後に解除してみてください。これで電波を掴み直すことができます。
第5章:地上プランとの併用で実現する「完全シームレス」な旅
「機内プラン」の凄さは、単に空の上で暇つぶしができるだけではありません。真のメリットは、「地上プラン」と組み合わせた時のシームレスな体験にあります。
着陸した瞬間に「現地回線」へ切り替え
Sailyアプリでは、機内プランとは別に、これから行く目的地(例えばフランスやアメリカなど)の「地上用eSIM」も事前に購入・インストールしておくことができます。
こうしておけば、以下のような完璧な流れが作れます。
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離陸〜飛行中: 「機内プラン」で仕事を片付けたり、到着後の移動手段やレストランをリサーチ。
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着陸直後(タキシング中): 飛行機が着陸し、滑走路を移動している間に、スマホの設定で回線を「機内プラン」から「フランス用プラン」に切り替え。
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降機: 飛行機を降りた瞬間には、すでに現地の高速ネットに繋がっている状態。Googleマップを開いたり、Uberなどの配車アプリを呼んだりできます。
空港のフリーWi-Fiに必死に繋いだり、高いローミング料金に怯えたり、現地のSIM売り場に行列を作ったりする必要はもうありません。 Saily一つで、日本の自宅を出てから海外のホテルの部屋に着くまで、一度もネットが途切れない体験が可能になるのです。
まとめ:Saily機内プランは海外渡航の「新・必需品」
今回は、Sailyがサイレントリリースした革命的な機能「機内プラン」について解説しました。
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面倒なログイン不要で、いつものスマホが空の上で使える
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無制限プランでも約3,000円という破格の安さ
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19社以上の主要航空会社(特に長距離路線)に対応
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地上での事前設定さえ忘れなければ、使い方は超シンプル
これまでの「高い・遅い・面倒」という機内Wi-Fiの常識を覆す、非常に実用的なサービスです。 もし、記事内で紹介した対応航空会社を利用する予定があるなら、ぜひ一度試してみてください。「空の上でLINEが即返ってくる」「SNSにリアルタイムで投稿できる」という体験は、想像以上に快適で、一度味わうと元には戻れません。
次回の海外旅行、あなたのスマホを「フライトモード(機内モード)」にするだけでなく、「Sailyモード」で空の旅をアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
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